インプラント矯正
インプラント矯正
インプラント矯正とは治療期間が大幅に短縮できる矯正歯科治療です。
今まで矯正治療では難しかった歯の動きを可能とし、治療期間の短縮や外科手術(顎を切るなど)が必要な患者さまの治療も可能になります。
インプラント矯正とは、チタンという金属で作られた、小さなスクリューやプレートを骨に埋め込み、歯を動かす土台(アンカー・固定源)とする矯正治療のテクニックです。骨に埋め込まれたインプラントは治療終了後には、除去します。
インプラント矯正では、従来の矯正治療より、歯の移動速度がスピードアップするだけではなく、精度の高いコントロールが可能となります。また、従来の矯正テクニックでは、困難であった、歯の遠心移動や、圧下移動が可能となるため、非抜歯矯正の可能性が高くなります。
インプラント矯正の例
スクリュータイプ
ネジ型のインプラントアンカーです。手術時間約2分、微量の麻酔で、埋入可能です。ほとんど痛みはありません。また、除去の際には、麻酔を使用しなくても、痛みなく除去が可能なことが多いです。弱い矯正力を付与することが可能です。
プレートタイプ
顎骨骨折固定用プレートを利用した、プレート型のインプラントアンカーです。2cm程度のチタンプレートを顎の骨に固定して使用します。
スクリュータイプより強い力を付与することが可能な、強力な土台(アンカー・固定源)です局所麻酔下で、親知らずの抜歯のように、歯肉を切開して、埋入します。手術時間は、1枚あたり15~20分くらいです。病院歯科での埋入が必要となります。
インプラント矯正のデメリット
矯正用インプラントを顎骨に埋め込むためには、外科手術が必要となります。
この手術は、インプラントを顎骨にしっかりと固定するために行われます。手術後は、インプラントを埋め込んだ部分の清潔さを保たなければ、インプラント周囲炎などの感染症を引き起こす可能性があります。